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昨日のウクライナ侵攻で一気に最悪の事態に、短期的な市場反応は極まったか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 昨日はロシアがウクライナに軍事侵攻を開始、事態は最悪の状況に陥った。ウクライナ東部の親ロシア地域の独立承認、当該地域のロシア人の保護を名目に侵攻したのだが、実際にはウクライナ全土に危険が及んでいる。現在でも首都キエフでの砲撃、爆撃などが報じられており、戦況の収まりどころはみえない。


 これに対して、西側の諸国は経済制裁措置を段階的に強めており、侵攻に関連した個人の資産凍結から、ロシア主要銀行の金融市場からの締め出しへと展開している。国際的な銀行間決済システムのSWIFTの扱いが焦点となっているようだ。NATOは軍事的な反撃について否定しているが、事態が極めて流動的であるだけに今後も注意してみたい。


 ダウ平均は昨日のNY市場で一時800ドル超安となったあと、急速に買い戻されて0.28%高とプラスに転じて取引を終えた。ただ、時間外取引でのダウ先物はやや売りに押されており、積極的に買い上がる状況にはなっていない。NY原油先物は昨日、一時100ドルの大台に乗せたが、その後は91ドル台まで急反落した。足元では94-95ドル近辺で推移している。短期的なポジションはかなり軽くなっているとみられ、次の展開に備える状況となっているようだ。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ実質GDP・確報値(第4四半期)、フランスGDP・確報値(第4四半期)、ユーロ圏消費者信頼感・確報値(2月)、ユーロ圏景況感(2月)、米耐久財受注・速報値(1月) 、米個人所得(1月)、米個人支出(1月)、米PCEデフレータ(1月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(2月)、米中古住宅販売成約指数(1月)など。


 発言イベント関連では、ラガルドECB総裁の講演が予定されている。ユーロ圏財務相会合、EU財務相理事会、NATO緊急首脳会議などが開催される。きょうも慌ただしい一日となりそうだ。



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