top of page

為替市場のリスク回避の動きが一段と加速するのか注意

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 ウクライナ情勢の緊迫化が強まっている。ロシアはウクライナ東部の親ロシア地域の独立を承認するとともに、平和維持の名目で侵攻する構えだ。米国や英国など西側諸国は協調して経済制裁措置を発動する見込みとなっている。米政府はロシアの行動について想定内としており、冷静さを保っている。NATO側からの軍事力行使はなされない見込みだ。


 週明けに米露首脳会談を期待していた楽観ムードは一気に消散し、再びリスク回避の動きが広がっている。原油や金などが買われるとともに、株式は下落圧力を受けている。最新のCMEフェドウォッチによると、市場は3月FOMCで87%程度の0.25%利上げを織り込んでいる。0.5%利上げは13%程度に低下している。


 為替市場では円高やドル高といったリスク回避の動きが優勢。地理的に近いことでユーロ安の面もみられている。有事のスイス買いも加わっている。ただ、値動きは比較的ゆっくりとしている。この後の海外市場では、ストップ注文を巻き込むなどトリガー的な値動きとなる可能性もあり、注意しておきたい。


 経済統計は地政学リスクの前にやや脇役となりそうだが、きょうは英公共部門ネット負債(1月)、香港消費者物価指数(1月)、ドイツIfo景況感指数(2月)、米S&Pケースシラー住宅価格(12月)、米住宅価格指数(12月・第4四半期)、米製造業および非製造業PMI速報値(2月)、米コンファレンスボード消費者信頼感指数(2月)などが発表される。


 金融当局者の発言予定やイベント関連では、ラムスデン英中銀副総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁などの講演や討論会参加が注目される。米主要企業決算は、ホームデポ、モザイク、メーシーズなど。米2年債入札(520億ドル)が実施される。



---------------------------------------------------- ▼ I'Rise Associates株式会社

▼ 運営サイト

▼ 証券・金融用語まとめ


▼ 公式Twitter


▼ 公式Facebook

----------------------------------------------------

#I'RiseAssociates株式会社

#アイライズアソシエイツ気の抜けない相場、ニュースで値が飛ぶ展開続く

bottom of page