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きょうは英中銀とECBの金融政策発表に注目

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 きょうは今年最初の英中銀およびECBの金融政策発表の日。英中銀は前回の利上げに続いて、今回も追加利上げを実施する見込み。予想通り0.5%への利上げが実施されれば、保有している英国債の再投資の停止も発表される見込み。金融政策報告(四半期インフレ報告)の公表やベイリー英中銀総裁会見も予定されるスーパーサーズデーとなる。インフレ見通しの上方修正、今後の追加利上げについての言及などがみられれば、ポンド買いに反応しそうだ。ただ、市場ではかなりこれを織り込んできている点は留意されたい。


 ECBについては、市場の利上げ時期前倒し観測がにわかに台頭してきている。昨日のユーロ圏消費者物価速報が前年比+5.1%と予想外に一段と上昇したことに市場が反応した形。ユーロは対ポンドでも買い戻しの動きが出ていた。ただ、注意したいのは、市場の織り込みが過剰かもしれない点。消費者物価速報のコア前年比は+2.3%と前回12月の+2.6%からは低下していた。ラガルドECB総裁会見では、従来までのインフレが今後低下するとの見方や、2022年の利上げの可能性は低いとする見解などが堅持されるのかどうかが注目されよう。


 きょうは米経済統計も多め。新規失業保険申請件数(29日までの週)、非農業部門労働生産性・速報値(第4四半期)、非製造業PMI・確報値(1月)、耐久財受注・確報値(12月)、製造業新規受注(12月)、ISM非製造業景気指数(1月)などが発表される。昨日は米雇用統計の前哨戦となる米ADP雇用統計が発表されたが、雇用者数が30.1万人減と、市場の増加予想に反する結果となっていた。このところのドル売りの流れを支持する内容となっており、今日の一連の米経済統計が再び弱い内容となるのかどうかもチェックしておきたいところだ。


 米株式市場は連日、大手ハイテク企業の決算に振り回されている。きょうはアマゾンドットコムの決算内容が発表される。その他には、スナップ、メルク、バイオジェン、イーライリリー、フォード、ピンタレストなど。



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