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米FOMCの次は米第2四半期GDP速報値、リセッション懸念はどうか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 米FOMCを通過してきょうは米第2四半期GDP速報値が発表される。パウエルFRB議長は「ある時点から利上げを抑制することが適切」「異例の大幅利上げを繰り返すかはデータ次第」とややタカ派色をトーンダウンさせていた。市場はドル円を中心にドル売りを進める反応を示している。現時点でのCMEフェドウォッチによると、次回9月FOMCでは0.5%利上げが66%、0.75%利上げが34%の織り込みとなっている。これまでよりも0.25%ポイント少なめの利上げが想定されている状況だ。


 データ次第、ということできょうのGDPの注目度は高い。市場予想によると、前期比年率+0.5%となっている。前回第1四半期は+1.6%だった。前期比年率ということで、これを前期比に戻すとすれば+0.1%強程度の低い伸びということになる。マイナスの結果となる可能性も否定はできない見込みだ。パウエル議長が米国が「現在、リセッションにあるとは思っていない」と発言したことは思惑を呼びそうだ。


 為替市場は、米GDP前期比年率の数字に強弱にやや極端な反応を示す可能性があり、注意しておきたい。


 その他の項目では、インフレ指標であるデフレータ、コアデフレータの伸び鈍化が想定されており、これが予想以上に減速するのかどうかも注目されよう。発表は日本時間午後9時30分。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、ユーロ圏景況感(7月)、ユーロ圏消費者信頼感指数(確報値)(7月)、ドイツ消費者物価指数(速報)(7月)、南アフリカ生産者物価指数(6月)、米新規失業保険申請件数(07/17 - 07/23)なども予定されている。


 発言イベント関連では、イエレン米財務長官が経済について会見を行う。GDP,インフレ動向についての内容が注目される。ビスコ伊中銀総裁の講演、米7年債入札(380億ドル)、アップル、アマゾン、インテル、ファイザー、メルク、コムキャスト、マスターカードなどの米企業決算発表も注目材料に。



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