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ドル円の上昇に弾み、ドル買いと円売り双方の動き

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 年明けの東京市場では、ドル円がロケットスタートしている。115.52レベルの昨年高値を上抜けると、一気に115.80付近へと高値を伸ばしている。前日の海外市場では115円割れとなる場面があったが、すぐに115円台に戻しており、ドル円は「下がったら買い」の状況となっているようだ。


 昨日のNY株式市場では、ダウ平均やS&P500指数が最高値を更新。幸先の良い2022年の取引開始となった。アップル株が初めて3兆ドルを上回ったとの報道に沸いていた。東証の株価総額の約半分の規模となるという。リスク選好の円売り圧力につながり、ドル円とともにクロス円も上昇している。


 また、米債利回りの上昇とともにドルが買われた面もあった。特に、円は対ドルで売られやすいとの声が広がっている。米国を始めとして各国中銀が金融政策正常化の方向に舵を切るなかで、日銀には取り残され感、出遅れ感が否めない。昨年最後の米FOMCでは今年の3回利上げが中心シナリオとなっていた。ステルス・テーパリングのようなあやふやな行動しか行わない日銀とはきわめて対照的だ。


 年明けはドル円がどこまで上昇力を維持するのかが注目されよう。予想家達はとりあえず120円の節目水準を吹聴してきそうだ。そして、アベノミクス相場の高値圏である125円超えなども意識されるのであろう。ただ、デイトレの場合には、離れた水準を過大に意識しないほうが良いことも多い点は留意されたい。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツ小売売上高(11月)、ドイツ雇用統計(12月)、スイス消費者物価指数(12月)、英製造業PMI確報値(12月)、カナダ鉱工業製品価格(11月)、カナダ原料価格指数(11月)、米ISM製造業景気指数(12月)など。米ISM製造業景気指数の予想は60.0程度となっており、前回の61.1からの低下が見込まれている。


 発言イベント関連では、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁が経済見通しについて講演を行う。OPECプラス閣僚級会合が開催される。市場では生産枠の現状維持が見込まれている。 



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