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確率は上下逆転 見直しも迫られている印象

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 今週のドル円はロング勢の見切り売りが加速した印象だ。週末には回復したものの、心理的節目の110円をあっさりと割り込む場面もみられた。先週は112円台をうかがう展開も見られていたものの、週末の予想を上回る米雇用統計に対する反応が冴えなかったことで、一旦、諦めムードが広がったのかもしれない。


 今週の市場はリスク回避の雰囲気が広がった。デルタ株による感染の再拡大で景気の先行きに不透明感が強まり始めたようだ。もっとも、景気回復への期待は根強いものの、期待ほどの回復になるのか懐疑心が強まったものと見られる。また、FRBが主張する「インフレ上昇は一時的」との見方を市場も認識を強めたようだ。


 米株式市場は値を維持し、終値ベースで最高値を更新したものの、米国債利回りや原油が急低下し、ドル円のロング勢も何となく気持ちの悪さを感じたものかもしれない。ファンド勢が夏枯れシーズンを前に積み上げていた円ショートを一気に巻き返したものとみられる。


 今週の動きでドル円の確率は上下が逆転。112円と109円に着目すると、7月末までに112円に到達する確率は前週の53.3%から17.1%に一気に低下。一方、109円の確率は前週の18.4%から40.8%に急上昇している。8月末までに109円に到達する確率は62.3%まで上昇した。


 「上値期待は依然根強いが、見直しも迫られている印象」だ。


◆来週以降7月30日までに各ポイントを1度でも付ける確率

()は先週末

114円: 0.5%( 5.7%)

113円: 3.7%(20.4%)

112円:17.1%(53.3%)

110.14円(週末終値)

109円:40.8%(18.4%)

108円:11.7%( 4.7%)

107円: 2.0%( 0.8%)


◆来週以降8月31日までに各ポイントを1度でも付ける確率

()は先週末

114円: 8.9%(21.6%)

113円:20.4%(41.0%)

112円:40.5%(68.5%)

110.14円(週末終値)

109円:62.3%(39.9%)

108円:35.1%(20.5%)

107円:16.7%( 9.0%)


※ドル円のオプション取引から算出



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