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週末にかけてリスク回避が続くのか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 今週は全般にリスク回避の動きが広がっている。新型コロナウイルスのデルタ変異種などの感染が拡大していることが不安材料となっている。各国で行動制限措置が再導入されており、今後の経済回復にブレーキがかかることが懸念されている。


 昨日は東京に4度目の緊急事態宣言が発出された。これと並行して五輪が実施されることに疑問符が投げかけられている。また、英国でもジョンソン英首相が7月19日のロックダウン全面解除を実施する計画だ。英国ではデルタ変異種の感染拡大が深刻化しているのにだ。似たような例は世界中にあふれており、ひとたび経済回復に向いた人々の行動を、再び封じこめることの困難さが浮き彫りとなっている。矛盾を抱えるなかで、各金融市場は安全志向の行動をとっているのだろう。


 ただ、週単位の取引を行う短期筋にとっては相場は上下どちらに動いても収益チャンスとなる。週末を控えて、ポジション調整が入る可能性は指摘しておきたい。この場合は、円安・ドル安方向への回帰となるが、短期的な動きであるため、流れに乗ろうとすることはあまりお勧めはできない。株式動向をにらみつつ、やや神経質な週末相場となりそうだ。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、カナダ雇用統計(6月)、米卸売売上高(5月)、米卸売在庫・確報値(5月)など。


 発言イベント関連では、ベイリー英中銀総裁とラガルドECB総裁が討論会に参加、レーン・フィンランド中銀総裁がECB戦略見直し結果について会見、ECB議事録(6月9日-10日開催分)公表、デコス・スペイン中銀総裁の講演など。ECB関連のイベントが多い。



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