ロンドン為替見通し=独Ifo次第でユーロドルは買いトレンドになるか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―



 昨日のユーロドル上昇は、ユーロ買いよりも米金利低下によるドル売りによる影響が濃かった。ユーロドルは先週の月曜17日につけた1.2126ドルを安値に、高値は19日につけた1.2245ドルで、その後はその狭いレンジ内での上下が続いている。


 水準的にみると、市場参加者は欧州入り後には一度上値をトライしていくステージもありそうだ。ただし、買いトレンドを作るためには、本日発表される5月の独Ifo企業景況感指数が好結果になる必要があるだろう。市場の予想は98.2となっているが、先月発表時は小幅に上振れただけの結果だったことで、市場の反応は限られた。予想とある程度のかい離がない限り、上値トライも短命に終わる可能性が高い。


 経済指標以外ではビルロワドガロー仏中銀総裁の講演が行われる。先月と今月の仏総裁の発言では、インフレ上昇は一時的ととらえ、今後も緩和的なスタンスの継続をする発言が目立っている。同様なハト派発言が出た場合の市場の反応は限られるだろう。ただし、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の下での債券購入を更に加速させる発言や、逆に縮小をにおわすような発言が出た場合にはユーロ相場も動意づくことになりそうだ。


 なお、欧州午後に入ると今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)投票メンバーであるエバンス米シカゴ連銀総裁、バーキン米リッチモンド連銀総裁の講演も控えていることで、米金利の動きにも目を向けておきたい。