―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―

きょうは英中銀金融政策委員会(MPC)の結果が発表される。直近のインフレ率が9.4%と一段と高進するなかで、今回は一気に0.5%幅の利上げが発表される見込み。また、前回会合で示されていた9月からの資産売却(QT)開始についても発表される見込み。一段と金融引き締めが強化される格好となる。
ただ、ポンド相場の反応はその内容次第となろう。まず、利上げ幅についてのメンバー投票の票割れが注目される。前回の0.25%利上げの際には6対3での決定だった。6名が0.25%、3名が0.50%利上げを主張していた。今回の決定が0.25%と0.50%で僅差であるようだと、0.50%を織り込んでいるマーケットはポンド売り反応を示す可能性がある。
また、資産売却額については1年目に500-1000億ポンド相当となる見込み。額が多ければ金融引き締め度が高いということになる、ポンド買いに反応しそうだ。四半期金融政策報告ではインフレ加速、成長鈍化の方向に修正が入る事が想定されている。そして、ベイリー英中銀総裁会見でのタカ派度合いの強弱にポンドは敏感に反応しそうだ。
発表に先立ってユーロポンドは短期下降トレンドを形成しているが、ここ数日は比較的おとなしい展開になっている。今日の英中銀での0.50%利上げについては、ほぼ織り込み済みになっていると考えられる。
この後の海外市場で発表される経済指標は、上記の英金融政策以外には、米チャレンジャー人員削減数(7月)、米貿易収支(6月)、米新規失業保険申請件数(07/24 - 07/30)、カナダ住宅建設許可(6月)、カナダ国際商品貿易(6月)など。
発言イベント関連では、ベイリー英中銀総裁会見のほかには、メスター・クリーブランド連銀総裁が経済・金融政策についての討論会に参加する予定。ECB経済報告が公表される。英保守党党首選TV討論会が実施される。トラス外相がスナク財務相に対する優位を維持できるのかどうかが注目される。米主要企業決算は、アムジェン、ウィーワーク、ビヨンドミート、ゴープロ、ドアダッシュ、ドロップボックスなど。
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