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8月相場始まる、円高リスク内包するなかで

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 8月相場が開始した。東京午前に円高の動きが再燃している。ドル円は133円台半ばから132円割れ目前まで下落、クロス円も1円超の下落が相次いだ。先週来の米金融政策のタカ派度合いの低下がドル安と円高のドライブとなっている。加えて、中国PMIの悪化に示されるように景気後退リスクが広がっていることが不透明感となっているようだ。ただ、午後には上海株や香港株が下げ渋りとなっており、PMIを受けた売りは一巡した感もある。円高リスクを内包につつも、足元では落ち着いた展開になっている。


 今週は明日の豪中銀、木曜日の英中銀などの金融政策発表が予定されている。いずれも市場では0.50%ポイント利上げを見込んでいる状況。ただ、先週の米FOMCで示されたように、今後の景気鈍化リスクが示されてくる可能性も否定はできないだろう。豪ドル円やポンド円の下落を通してドル円に再び売り圧力がかかるケースも想定しておきたい。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、フランス、ドイツ、ユーロ圏、英国、米国などの製造業PMI確報値(7月)、ユーロ圏失業率(6月)、香港実質GDP(第2四半期)、米建設支出(6月)、米ISM製造業景気指数(7月)などが予定されている。


 発言イベント関連では、ペロシ米下院議長がアジア(日本、シンガポール、マレーシア、韓国)を訪問する。台湾訪問に中国が神経質となっており、関連事項についての報道には注意したい。米主要企業決算は、アフラックが予定されている。



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