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ECB理事会前日、0.5%利上げ見通しは半々、どちらにも動ける態勢で

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 昨日はECB理事会をめぐる情報にユーロ相場が活気づいた。一部報道でECB関係者が今回の理事会で0.5%利上げについてこれまで以上に真剣に議論されると述べたことが伝わった。市場では0.25%利上げがコンセンサスとなっていたことから、一気にユーロ買いが強まった経緯がある。ただ、足元での短期金融市場での織り込み度合いは、0.25%と0.50%が拮抗している。どちらにも動ける態勢になっており、ユーロドルは1.02台前半で様子見となっている。


 きょうはドラギ伊首相が議会演説を行う。先週の信任投票を連立パートナーである「五つ星運動」が棄権したことで、政権維持が困難になった。ドラギ首相は辞表を提出したが、マッタレッラ伊大統領は受領を拒否している。きょうの演説は再び辞任表明となる可能性が高そうだ。ただ、市場は伊政局不安をかなり織り込んでいるものとみられる。辞任となればユーロ売りの初動反応が想定されるが、あすのECB理事会を控えて値動きはすぐに収束しそうだ。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、ユーロ圏経常収支(5月)、南アフリカ消費者物価指数(6月)、カナダ消費者物価指数(6月)、カナダ鉱工業製品価格・原材料価格指数(6月)、米中古住宅販売件数(6月)など。カナダ消費者物価指数は前年比+8.4%と前回の+7.7%から一段と伸びが加速する見込み。


 発言イベント関連では、米20年債入札、テスラ、バイオジェン、ラスベガスサンズ、ユナイテッドエアラインズ、アルコアなどの米企業決算発表などが予定されている。



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