top of page

きょうはECB理事会、市場は7月利上げ想定も姿勢の強弱は不透明

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 きょうはECB理事会の結果が発表される。今回は政策金利の据え置きが想定されている。ただ、7月からの利上げ開始についてすでに織り込みが進んでいる。今後の利上げ路線の強弱が注目されることとなっている。


 独連銀やオランダ中銀、オーストリア中銀などタカ派メンバーからは0.5%ポイントの利上げ幅が必要との発言が相次いでいる。一方で、ラガルドECB総裁からは0.25%ポイントずつの利上げがメインシナリオとなっている。


 今週の世界銀行やOECDなどによる経済予測では、成長鈍化とインフレ高進がセットになっており、中央銀行の舵取りはかなり困難な状況にある。ECBはかねてより、柔軟性が重要と繰り返しており、データ次第で利上げ幅が変化することが示される見込み。ラガルドECB総裁会見での強弱感にユーロ相場は敏感に反応しそうだ。


 今週は特に円安の動きが加速している。日銀の緩和継続姿勢がその他中銀の金融引き締め姿勢とは際立って対照的なことが背景。きょうのECB理事会でもインフレ警戒の面が強調されたと市場に印象付けられれば、ユーロ円とともにドル円が一段高となる可能性があろう。


 ECB発表以外の経済統計は、南アフリカ製造業生産高(4月)、米新規失業保険申請件数(4日までの週)など。


 金融当局者の発言イベント予定は、ラガルドECB総裁会見のほかには、カナダ中銀が金融システム報告を公表、マックレム加中銀総裁が記者会見を行う。米債関連では米30年債入札(190億ドル)が実施される。



---------------------------------------------------- ▼ I'Rise Associates株式会社

▼ 運営サイト

▼ 証券・金融用語まとめ


▼ 公式Twitter


▼ 公式Facebook

----------------------------------------------------

bottom of page