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円売りの流れが強まる展開、正常化に一人出遅れる日銀

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 今週はドル円、クロス円が上昇している。円売りの流れが強まる展開になっている。株安といったリスク警戒の動きに対する円相場の反応が鈍るなかで、米欧金融当局者からはインフレ警戒を一段と強める発言が相次いでいる。ウォラーFRB理事が、今後数回の会合で50bp利上げを行うことを提案したことで、ドル買いの動きが広がった。また、ECBからは7月利上げ開始、9月末までにマイナス金利解消といった見通しが示された。一部メンバーからは50bp利上げも検討すべきとの発言もあった。これを受けてユーロ円などクロス円が上昇する場面があった。


 先日は黒田日銀総裁が、出口戦略のキーワードを口にしたことで円相場が敏感に反応する場面があったが、すぐに収束。その後は、クロス円とともにドル円が上昇する流れとなっている。日銀は現行のYCCを強化こそすれ、後退させる姿勢を全く見せていない。このことが正しいとか間違っているとかの評価は別として、他の中銀とのスタンスの差がより鮮明になっていることは事実だ。金融の正常化に一人だけ出遅れている日銀。リスク警戒に対する為替相場の反応が鈍化するなかで、金利差拡大観測が円売りのドライブとして再び意識されてきそうだ。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、独・仏・ユーロ圏、英国、米国などの製造業PMI確報値、香港小売売上高指数(4月)、ユーロ圏失業率(4月)、米MBA住宅ローン申請指数(27日までの週)、米建設支出(4月)、米ISM製造業景気指数(5月)、カナダ中銀政策金利 など。製造業関連の指標が多い。カナダ中銀は50bpの大幅利上げを行う見込み。


 金融当局者の発言やイベント予定は、クノット・オランダ中銀総裁、ラガルドECB総裁、ビルロワドガロー仏中銀総裁、中国人民銀行総裁らが国際決済銀行(BIS)主催「グリーンスワン2022」に参加する。ウィリアムズNY連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁などが講演を行う。米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表される。 



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