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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い値動きか、利益確定売りも130円目指す展開

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


20日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。利益確定売りは強まる見通しだが、日米金融政策の違いに着目したドル買い・円売りは継続。G20財務相・中銀総裁会議は注目されるものの、円売り地合いに変わりはなさそうだ。


前日の取引で米10年債利回りが騰勢を強め、ドルは一段高。ドル・円は2002年5月以来、約20年ぶりとなる129円付近に浮上する場面があった。本日アジア市場で早朝に国内勢の買いが先行し、さらに高値を更新して一時129円40銭を付けた。その後、日銀による指し値オペ通告も利益確定売りがドルを押し下げ、午前中は128円付近に下落。ただ、日銀の緩和継続を背景とした円売りは継続しており、主要通貨は対円で下げづらい。


この後の海外市場も米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め加速と日銀の緩和維持の思惑で、ドル・円は下げづらい。今晩は複数の連銀総裁が講演などでの発言機会が予定され、5月の連邦公開市場委員会(FOMC)に向け利上げ幅拡大などタカ派的な見解を示す。また、G20財務相・中銀総裁会議で鈴木財務相とイエレン財務長官が会談してもドル高・円安を変化させるのは困難とみられ、ドルは心理的節目の130円を目指す展開となりそうだ。


【今日の欧米市場の予定】

・17:00 南ア・3月消費者物価指数(前月比予想:+6.0%、2月:+5.7%)

・18:00 ユーロ圏・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.7%、1月:0.0%)

・18:00 ユーロ圏・2月貿易収支(1月:-272億ユーロ)

・21:30 カナダ・3月消費者物価指数(前年比予想:+6.1%、2月:+5.7%)

・23:00 米・3月中古住宅販売件数(予想:578万戸、2月:602万戸)

・23:30 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演(経済見通し)

・24:30 エバンス米シカゴ連銀総裁討論会参加(経済と金融政策)

・02:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁討論会参加

・03:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)

・G20財務相・中銀総裁会議



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