ドル円は売買交錯も、総じてドル安・円安の動き

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 昨日の9月米消費者物価指数は、引き続き高水準の結果だった。市場ではインフレ高進が一時的との見方に疑問符が投げかけられており、より長期化するのではとの見方が優勢になってきているようだ。


 しかし、短期的にはドル買いや金利高の動きに調整が入ってきている。米10年債利回りが1.60%の心理的節目に乗せ切れず反落。1.52%台まで低下する場面があった。ドル相場は総じてドル安方向へと動いている。ドル指数はこれまでサポートされてきた10日移動平均線を下回ってきている。この後の海外市場でも調整の動きが続くのかどうか、注目したい。


 そのなかで、ドル円は113円台を維持して高止まりしている。ドル安とともに円安の動きも広がっており、クロス円が上昇している。昨日のNY市場では、米消費者物価指数が高水準だったものの、米株式相場は堅調な動きを維持していた。きょうの日経平均も堅調に推移している。円安と株高の相乗効果もみられているようだ。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、米新規失業保険申請件数(9日までの週)、米生産者物価指数(9月)が注目される。新規失業保険申請件数は32万件と予想されており、前回並みの低水準となる見込み。また、9月生産者物価指数は前年比+8.7%、食品・エネルギー除く前年比+7.0%と予想されている。いずれも前回から一段とインフレが進行する見込み。


 発言イベント関連では英米欧の中銀当局者らの発言機会が多く予定されている。欧州では、エルダーソンECB理事、クノット・オランダ中銀総裁など。英国では、テンレイロ英中銀委員、マン英中銀委員、カンリフ英中銀副総裁など。米国では、ボウマンFRB理事、ブラード・セントルイス連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁、NY連銀幹部ローリー・ローガン氏、バーキン・リッチモンド連銀総裁、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁など。


 その他、米週間石油在庫統計の発表、モルガンスタンレー、シティグループ、バンクオブアメリカ、ウェルズファーゴ、アルコアといった米大手金融機関などの決算発表が予定されている。



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