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ドル円は年初来高値を更新する動きに、カナダ買いの動きも優勢

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 きょうの米国市場は注目された9月の米雇用統計において、非農業部門雇用者数が事前予想をはるかに下回り、弱かった8月よりもさらに小さい雇用の伸びにとどまる弱い結果となった。失業率は予想以上に下がったが、労働参加率が低下しており、雇用市場に加わる人自体が少ないという状況に。


 この結果を受けて一時ドル売りが優勢に。ドル円はロンドン市場で112円ちょうど前後を付ける動きを見せ、少し調整が入った始まったあと、雇用統計の結果を受けて111円50銭近くまで下落する動きに。ロンドン市場で1.6%前後を付けていた米10年債利回りが1.51%台まで低下したこともドル売りにつながった。


 しかし、売り一服後はドル買いが再び優勢に。雇用統計の相当な弱さでも111円台半ばを割ることが出来ず、下値しっかり感が強まった。米債利回りも1.60%台に乗せ、ロンドン市場の水準を超えてNY市場昼前には1.615%前後を付ける形となってドル買いを支えた。


 クロス円も総じて上昇。ユーロ円は129円90銭台まで上値を伸ばす場面が見られた。ポンド円が152円90銭台まで上昇するなど、円売りの動きが優勢に。


 特に目立ったのがカナダ円の上昇。NY原油が2014年以来となる80ドル台を付ける動きを見せ、先進国唯一の純産油国(原油の輸出が輸入を上回る国)であるカナダ買いにつながった。ドルカナダがロンドン市場での1.2550前後から1.2450台まで大きく下落(ドル売りカナダ買い)、カナダ円はカナダ買いと円安両面から上昇し、89円10銭前後から節目である90円を一時超え、90円05銭前後まで。


 東京市場午後からロンドン市場午前にかけて若干上値が重く1.1540台を付けていたユーロドルは少し上昇して1.15台後半での推移が続いた。大きな方向性が見られずにもみ合いに。ドル高基調を受けたユーロ売りと、ユーロ円でのユーロ買いが交錯する形に。


 ポンドも同様の動きだが、若干上方向に勢い。北海原油がある分、原油高の動きがポンドの買い材料として意識された面も。



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