top of page

リスク警戒の動きからドル売り円買いが一時優勢も、その後下げ渋る

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 週明けの東京市場でドル円は一時110円87銭まで値を落とした。先週末のNY市場で米債利回りの低下などを受けてドル売りの動きが広がり、ドル円が値を落とした流れが週明けも継続した形。


 先週ボストン連銀のローゼングレン総裁とダラス連銀のカプラン総裁が昨年ちゅうの株式などの取引問題もあり相次いで辞任したが、クラリダFRB副議長も昨年2月にパウエル議長が利下げなどの対応を行う可能性を示す前日に株式ファンドへの資金移動を行っていたことが明らかになったことなどが警戒感につながった。


 また、中国の不動産大手恒大集団と同社傘下の不動産管理会社について、香港取引所が取引の一時停止を発表したことも、リスク警戒の動きにつながった。ドル円は先週末の安値を割り込んで110円87銭まで下落する場面が見られた。ユーロドルが1.16台を回復するなど、ドルはほぼ全面安に。


 もっとも、そこからドルは下げ渋りとなった。日経平均が大きく値を落とすなど、リスク警戒の動きが広がったが、ドル円は底堅さを見せて111円ちょうど前後での推移に。香港ハンセン指数の下げ渋りなども見られた午後は111円10銭前後を付ける動きを見せた。恒大傘下の不動産管理会社について、中国不動産開発・投資の合生創展が400億香港ドルで51%の株式を取得見込みと報じられたことも、リスク警戒感の後退につながった。


 1.1614前後まで上昇を見せたユーロドルが1.16割れとなるなど、ドルは買い戻しが全般に少し優勢に。



---------------------------------------------------- ▼ I'Rise Associates株式会社

▼ 運営サイト

▼ 証券・金融用語まとめ


▼ 公式Twitter


▼ 公式Facebook

----------------------------------------------------

bottom of page