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円売りが一服、週末控えて欧州株など軟調

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 ロンドン市場は、円売りが一服している。ロンドン朝方まではリスク選好の流れが続き、円が売られた。しかし、欧州株や米株先物が軟調な動きとなったことで、円高方向へとやや調整が入っている。9月独Ifo景況感指数が予想以上に低下、9月英CBI小売指数がピークアウトを示すなど経済統計が不調だったことも重石だった。


また、中国恒大に関しては、ひとまず警戒感が後退したものの、ドル建て社債の利払いについて、前向きな情報は得られず不透明感があることも事実。また、中国金融当局が仮想通貨(暗号資産)取引を違法とし、マイニングなどを取り締まるとしたことでビットコインなどが急落。市場全般に調整ムードを広げた面も指摘される。ドル円110円台半ば、ユーロ円は129円台後半から半ば、ポンド円は151円台後半から前半へとやや押し戻されている。ユーロドルは1.17台前半、ポンドドルは1.37台割れと上値重く推移。


 ドル円は110円台半ばでの取引。ロンドン朝方まではリスク選好の流れに乗って、110.57レベルまで高値を伸ばした。しかし、米株先物が下げに転じ、欧州株も下落すると、円高方向にやや調整が入った。一時110.31近辺まで反落。その後は下げも落ち着いて揉み合いとなっている。


 ユーロドルは1.17台前半での取引。前日の海外市場で1.1750近辺まで買われたあとは、じり安の流れとなっている。ロンドン序盤には1.1720台へと小幅に下げている。ユーロ円は前日からの上昇の流れを受けて、ロンドン朝方には129.76レベルの高値を付けた。しかし、欧州株や米株先物が軟調に推移し、9月独Ifo景況感指数が予想以上に低下したことなどで上値を抑えられ129.43レベルまで反落した。対ポンドではきょうは買い戻しが入っており、ユーロ全般の下げを抑制している。


 ポンドドルは1.36台後半での取引。前日の海外市場で1.3750近辺まで買われたあとは、上値が重くなっている。ロンドン時間に入ると1.37台割れから安値を1.3680近辺へと広げている。ポンド円はロンドン朝方に151.37レベルまで買われたあとは、売りに押される展開。安値を151.10台へと広げている。ユーロポンドが買い戻されており、0.85台半ばから0.8570近辺へと反発。週末を控えてポンド売りが入っている。9月英CBI小売指数は11と、前回8月の60から急低下しており、小売動向のピークアウトを示していた。



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