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先週末の強い米雇用統計を受けたドル高圧力残る

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 先週末の強い米雇用統計の結果を受けて、米債利回りが上昇。為替市場にはドル高の圧力が広がっている。きょうはドル円が110円台半ばを試す動き。ユーロドルは1.17台前半で、ポンドドルは1.38台半ばでさらなる下値を模索している。米10年債利回りは1.31%で推移しており、先週一時みられた1.12%台からは随分と上昇している。


 その一方で、週末に発表された7月の中国貿易統計では、輸出入とも増加したものの、前回6月からは大幅に伸びが鈍化しており、世界景気がロックダウン措置などで抑制されたことが示されていた。これは、株式市場などの調整をもたらしやすい材料だ。週明けにはNY原油先物が65ドル台まで一時下落した。


 米債利回りの高止まりで、ドル高圧力が残るものの、ドル円相場にとってはリスク動向もやや気になるところだ。先週末の米雇用統計というイベント通過後の調整の動きも警戒される。クロス円を含めて円相場の動きをウォッチしたいところ。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、ドイツZEW景況感指数(8月)、南アフリカ製造業生産高(6月)、米非農業部門労働生産性指数・速報値(第2四半期)、米単位労働費用(第2四半期)など。


 発言イベント関連では、メスター・クリーブランド連銀総裁の講演が予定されている。また、米3年債入札(580ドル)が実施される。



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