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ドルが強含むなかで米雇用統計を迎える、ドル円110円つけるか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 きょうは7月の米雇用統計が発表される。米経済動向を占うなかで、最も注目される指標の一つだ。今週は、米経済指標の好悪に振り回される展開となっており、きょうの米雇用統計に対する反応も大きくなりそうだ。


 週明けのISM製造業景気指数は予想を下回る結果となりドル売りに。水曜日のADP雇用統計は雇用者数が33万人増と事前予想の半分に届かずドル売りに。続いて発表されたISM非製造業景気指数は予想を大幅に上回り、さらにクラリダFRB副議長の早期テーパリング開始示唆発言もあってドル買いに。きょうの米雇用統計でも、非農業部門雇用者数の強弱には比較的素直に反応することが想定されそうだ。


 非農業部門雇用者数の増加は85.8万人程度と予想されており、これは前回6月の85万人とほぼ同水準だ。予想と結果の乖離が大きくなることが多い(予想が当たらない)指標であるだけに、事前の織り込みは危険だ。結果を見てからの反応となろう。失業率は前回の5.9%から5.7%へと低下する見込みとなっている。


 週末を控えた調整が入りやすいタイミングの指標ではあるが、市場の注目度が高いだけに、来週以降の相場の流れに影響しそうだ。


 その他の経済指標発表は、カナダ雇用統計(7月)、カナダIvey購買担当者景況感指数(7月)、米卸売売上高(6月)、米卸売在庫・確報値(6月)など。カナダの雇用指標も失業率の低下など改善基調が続くと予想されている。きょうは、主要な金融当局者のイベント予定はみられない。



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