先週の米FOMCショックから立て直す、来週に向けた継続性はどうか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 今週は米株が最高値を更新と、再びリスク選好ムードが復活している。先週は米FOMCでのタカ派姿勢が市場にショックを与えたが、今週に入ってからはパウエル米FRB議長の議会証言で、緩和姿勢継続が印象付けられ、市場の火消しには何とか成功したようだ。昨日の英中銀の金融政策会合(MPC)でも従来からの緩和策に変化はみられず。まもなく退任するホールデン氏のみが資産購入枠の減額を要求するにとどまった。


 ただ、欧州周辺諸国や昨日のメキシコなどでは利上げが発表されている。グローバルにインフレ圧力は確実に顕在化している。主要国の中央銀行が「インフレ上昇は一時的」との認識をどこまで続けられるのかが今後のポイントとなりそうだ。インフレ状態が長期化するようだと、今後、認識の変更を迫られることとなろう。今週・来週といった短期的な時間軸では市場は一安心ではあるが。


 きょうは週末に向けて調整が入りやすい状況となるなかで、米株を中心とした上昇気流の継続性が試されることとなりそうだ。米10年債利回りは1.5%付近で落ち着いており、昨日は恐怖指数(VIX)が16をやや下回るなど、市場の警戒感は一服している。比較的、静かに週末を迎えられそうだがどうか。ドル円は110円台後半にとどまり続けることができるのかどうか、注目したい。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、米個人所得(5月)、米個人支出(5月)、米PCEデフレータ(5月)、米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(6月) など。


 発言イベント関連では、デコス・スペイン中銀総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、メスター・クリーブランド連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁、ウィリアムズNY連銀総裁などの講演やイベント参加が予定されている。