【これからの見通し】気迷うドル相場、週末の米雇用統計控えて決め打ちは難しいか

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


 今週は週末に米雇用統計の発表を控えている。足元のドル相場は、ドル高方向へのトライが一服し、再び上値が重くなっているところ。ただ、一気にドル安方向へと推し進める動きも限定的だ。ドル相場の一つの指針であるドル指数(DXY)は、10日線と21日線に挟まれた水準に位置している。4月以降のドル安の流れに目立った変化はみられていないが、現状はドル安水準での保ち合いになっている。


 米雇用統計、特に非農業部門雇用者数の数字は予想との乖離が大きくなりやすい。エコノミスト予想の中央値が最も参照されるが、信頼性には欠けている点に留意したい。結果内容を確認するまでは、相場の決め打ちは難しいだろう。


 また、今日の豪中銀理事会では政策金利などの据え置きとともに、声明内容も前回のものを踏襲していた。NZ中銀が利上げ時期について言及したあとでもあり、市場では出口方向への変化が期待されていたようだ。豪ドルは発表前に買いが膨らんだが、発表後には萎んでいる。市場は、各国中銀の金融政策について出口戦略を開始する方向に思惑が偏りやすいようだ。この点は、為替取引を行う上で、留意しておきたいポイントだろう。反動には気を付けたいところだ。


 この後の海外市場で発表される経済指標は、スイスGDP(第1四半期)、スイスSVME購買担当者景況指数(5月)、ドイツ製造業PMI・確報値(5月)、ユーロ圏製造業PMI・確報値(5月)、英製造業PMI・確報値(5月)、ドイツ雇用統計(5月)、ユーロ圏失業率(4月)、ユーロ圏消費者物価指数・速報値 (5月)、香港小売売上高指数(4月)、ブラジルGDP(第1四半期)、カナダ実質GDP(3月)・(第1四半期)、米ISM製造業景気指数(5月)、米建設支出(4月)など。


 発言イベント関連では、クオールズFRB副議長、ベイリー英中銀総裁、ブレイナードFRB理事などの講演やイベント参加が予定されている。OPECプラス閣僚級会合が開催される。