ドル円、上値への確率が高まるも決め手に欠く面も否めず

―本記事は情報拡散を目的に作成しています。ご紹介している文書は、各情報サイトおよび各企業様のホームページ等から引用させていただいています―


「今週から6月末、7月末までに一度でも各ポイントに到達する確率でお伝えします」


 今週のドル円は全体的に様子見気分が強まっていたが、週後半に買いが強まり、110円台に一時上昇した。特に材料はなく月末要因が中心と思われるが、ドル安が一服した中で円安の動きが強まった。


 金曜日に発表になったPCEデフレータはコア指数が前年比3.1%と高い数字となり、FRBのインフレ目標をはるかに上回った。PCEデフレータはFRBがインフレ指標として重要視している指標。しかし、その発表を境にドルは戻り売りの反応を示している。米国債利回りも下げの反応。「噂で買ってニュースで売る」といった具合に、材料出尽くし感も出ていたのかもしれない。強いインフレ指標ではあるが、市場は、FRBは「インフレ上昇は一時的」との慎重スタンスを変えないとみているようだ。


 週後半に21日線を上放れる展開を見せたことから、確率は上昇の可能性を高めている。111円と107円に着目すると、6月末までに111円に一度でも到達する確率は前週の30.1%から49.9%に上昇。一方、107円の確率は前週の32.7%から9.7%に大幅に低下している。


 ただ、各国中銀(日銀除く)が揃って「インフレ上昇は一時的」と慎重姿勢を強調しする中で、決め手に欠く面も否めず、上値には慎重に臨みたいところではある。


◆来週以降6月30日までに各ポイントを1度でも付ける確率

()は先週末

113円: 6.9%( 4.4%)

112円:21.0%(12.7%)

111円:49.9%(30.1%)

109.85円(週末終値)

107円: 9.7%(32.7%)

106円: 2.4%(13.6%)

105円: 0.4%( 4.5%)


◆来週以降7月30日までに各ポイントを1度でも付ける確率

()は先週末

113円:21.4%(14.0%)

112円:39.3%(26.3%)

111円:64.4%(44.8%)

109.85円(週末終値)

107円:26.7%(48.1%)

106円:13.0%(28.3%)

105円: 5.5%(14.7%)


※ドル円のオプション取引から算出